常温用粘度計は、日常行われているペイント状の粘度計測を容易にするために設計されました。
溶液を塗る際の小道具（ブラシなど）との相互関係を知るには高いせん断率（10.000sec-1）が必要であり、コーン・プレートシステムを選んだのは高いせん断率を得るためにもっとも都合の良い方法だからです。 0～5ポイズ0～10ポイズの測定レンジは、もっとも標準的な塗料を対象にして選びました。

せん断率又は測定レンジの変更はコーンのサイズ又は角度を変えることによってできます。
温度コントロール（特注になります）は粘度の測定には必須です。
この粘度計は一定の温度にコントロールできる装置を備えています。通常の室温変化や溶液の変化には影響されません。
サンプルの加熱又は冷却はペルティエ効果の半導体素子で行っています。
サンプルがコントロール温度になるのに15秒もかかりません。
少ないサンプル量とコーンプレートシステムにより洗浄はとても簡単です。
ティッシュペーパー１枚あれば、ほとんどの試料はふき取れます。
１つのサンプルに対し、１分間で全ての測定作業が完了します。

コーンの選択は下記の粘度範囲を参照して下さい。

５０Hz及び６０Hz双方の電源での使用が可能（オプション）

高温用粘度計は、樹脂製造工程の粘度管理用に設計されました。
樹脂製造における粘度測定は、正しい反応過程かどうかを判定する一つの決め手であります。
シンニング・テスト、バブル・チューブ方式は一般に使われる方式でありますが、実際得られる値は測定の遅れが不利となり、不正確です。
この遅れは特に樹脂の場合、反応の終点に向かって粘度は急激に増加し、重大な測定エラーになります。
本機はシンニング・テスト無くして、早く正確に樹脂の粘度を測定できます。
高温用粘度計は極少量のサンプルで１分以内の粘度チェックを実現します。
温度コントロールされた広い温度レンジで測定液を保温できます。
少ないサンプル量とコーンプレートシステムにより、洗浄はティッシュペーパー１枚あれば、ほとんどの試料をふき取ることができます。 

コーンの選択は下記の粘度範囲を参照して下さい。

５０Hz及び６０Hz双方の電源での使用が可能（オプション）